時をかける少女(2006)メディア:映画Anime
上映時間:100分
製作国:日本
公開情報:劇場公開(角川ヘラルド映画)
初公開年月:2006/07/15
ジャンル:青春/ファンタジー/ロマンス
これまでに何度も映像化されてきた筒井康隆の名作ジュブナイルを初のアニメ映画化。
あるきっかけで、過去に遡ってやり直せる“タイムリープ”という能力を身につけたヒロインの淡い恋の行方と心の成長を丁寧な筆致で綴る。
監督は「ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」の細田守。
明るく元気な高校2年生、紺野真琴は、優等生の功介とちょっと不良な千昭と3人でいつもつるんで野球ばかりして楽しい毎日を送っていた。
そんなある日の放課後、真琴は理科準備室で、突然現れた人影に驚いて転倒してしまう。
その後、修復士をしている叔母・芳山和子のもとへ自転車で向かった真琴は、ブレーキの故障で踏切事故に遭ってしまう。
死んだと思った瞬間、真琴はその数秒手前で意識を取り戻す。
その話を和子にすると、和子は意味ありげに、それは“タイムリープ”といって年頃の女の子にはよくあることだと、冗談とも本気ともつかない説明をするのだった。
最初は半信半疑だったが、いつしか使い方を覚えて些細な問題でも簡単にタイムリープで解決してしまい、すっかり調子に乗る真琴。
そんなある日、真琴は千昭から突然の告白を受ける。
3人の友だち関係がいつまでも続くと思い込んでいた彼女は、動揺のあまり、タイムリープで告白そのものをなかったことにしてしまうのだが…。(allcinemaより)

うち的評価65点
デジモン映画観たら別の細田監督作品を観たくなった
勿論、話題になった当時に観たのだけれど、やっぱりいいよね細田監督の「時かけ」!
青春っていいなあ~
青い空+10代の若者=青春って感じがたまらない!
主人公のミニスカとスラリと伸びた手足、ボーイッシュでお転婆
パンツが見えそうで絶対に見えないあの≠絶対領域

タイムリープ
過去をやりなおせる
単に過去に戻るのではなく、リセットみたいなものだから自分が2人いることはないのがミソ
まるで「バタフライエフェクト」のよう
単細胞の主人公はそれを悪用しないでくだらないことにばかり使用するので、それがストーリーの「笑い」になっている
まるで「サマータイムマシンブルース」みたい
青空+10代の若者+馬鹿=爽やかな青春
観ていて「馬鹿だなあ」と思いつつ、ヒロインのエロいふとももをガン見しつつ(≠絶対領域)
この子供と大人の境目というか、いや両方備えた年代というか
「ああ、若いっていいなあ」と年寄はため息をつくのだ
全速力で走ることって、高校卒業してからは無くなったんじゃないか
時間は誰のことも待ってはくれない風景画が好きなんですよね
細かいところまでよく描けてる
学校もそうだけど、商店街とか家のインテリアとか
そこに、映画版「時をかける少女」のキーワードがいくつかこっそり描かれている
ラベンダーとか写真とか
魔女おばさんの芳山和子は映画版の主役と同じ名前
少女のタイムリープをすぐに理解したのは、そういうことなんだよね
何も語られないのだけれど、そういった小道具を描く事で「わかる人にはわかる」そんなニクイ演出がたまりません
結婚する気配がなくて親族からも心配される魔女おばさん
和子が経験した「時かけ」背景を知っていると、まだ待っているんだと少ししんみりしてしまう
(記憶を消されているのにタイムリープを理解できるとかってツッコミは嫌われますw)

確かにストーリーは辻褄が合わないことがあるけれど
元気に動き回る10代の若者がなんとも爽やかで許せてしまう
評判があまり良くない声優だけれど
これはこれでリアルっぽくてうちは結構好きなんだよね
ああ、眩しい!
そんな素敵な青春映画
あんま観ると鬱になるよね、あの頃に戻りたい的な、さ・・・