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BARBARA
東と西。
嘘と真実。
自由と使命。
その狭間で揺れる、愛。






東ベルリンから来た女(2012)
BARBARA


メディア:映画
上映時間:105分
製作国:ドイツ
公開情報:劇場公開(アルバトロス・フィルム)
初公開年月:2013/01/19
ジャンル:ドラマ
映倫:G

人々が秘密警察の存在に怯えていた社会主義時代の東ドイツを舞台に、恋人の待つ西側への脱出を準備する一人の女性医師が、医師としての矜持や2人の男の愛に揺れ動くさまを、静謐な中にも緊張感あふれる筆致で描き出した感動のヒューマン・サスペンス・ドラマ。
主演は「ベルリン陥落 1945」「ブラッディ・パーティ」のニーナ・ホス。
共演にロナルト・ツェアフェルト、ライナー・ボック。
監督は、本作でみごとベルリン国際映画祭監督賞を獲得したドイツの実力派、クリスティアン・ペツォールト。

1980年夏の東ドイツ。
西側への移住申請が却下され、都会の大病院から片田舎の小さな病院に左遷された女医、バルバラ。
秘密警察に監視され、周囲の人間に対しても猜疑心から心を開くことができず、孤立を深めていく。
一方で彼女は、西側の恋人ヨルクと秘かに逢瀬を重ね、彼の手引きによる西側への脱出へ向けて着々と準備を進めていた。
そんな中、一緒に仕事をする同僚医師アンドレが患者と真摯に向き合い、自らの使命を誠実にこなしていく姿に次第に心打たれていく。
バルバラ自身も医師としての誇りを胸に、献身的に患者の治療にあたり、いつしかこの病院に欠かせない存在となっていくのだが…。(allcinemaより)




BARBARA
うち的評価65点

ベルリンの壁が崩壊したのは1989年
その9年前の、東ベルリン在住の女性の決断の話
そんな昔の話じゃないんですよね
崩壊の1989年て、うち生まれてますし
つい先日パトレイバー劇場版観たんですが、それがベルリンの壁崩壊と同1989年公開だったんですよ…うわぁ…
そんな世界が、ついこの間までドイツではあったんだって思うとびっくりする

まずは、ベルリンの壁はどんな背景で作られたのか、から簡単に
間違ってるかもしれないけど
うちが知ってる、そう思っているベルリンの壁時の西東ドイツって
WW2で敗戦国となったドイツは戦勝国に管理・戦後処理されるわけですが
その際、ソ連がゴネてドイツが西と東に分かれた
西はアメリカやイギリスなど資本主義的な国が管理
東がソ連の社会主義といった感じ
そんなわけで、もう想像つくと思いますが
西は比較的自由で裕福になっていく一方、東はガッチガチ
そのため、東ドイツから西ドイツへ不法入国する者が絶えなかった
東から西へ人材が流出しないために東ドイツの手によってベルリンの壁が作られた、というもの
(東ドイツの言い分は「西が攻めてきたときの予防策」ですが、実際は自国民流出防止)



BARBARA
この映画の主人公バルバラは
まず、恋人が西にいます
もともと西の人間なのか、西へ行けた人なのかはわからない
2人の出会いもわからない
バルバラは恋人と一緒になるため不法入国という手段はとらず、西ドイツに行けるよう手続きをする
そのため、東ドイツ政府から目をつけられ監視される立場に
御蔭で、突然監視員が家に来て部屋を荒らしてチェックするわ、肛門から全てチェックされる羽目に
もともと、65歳以上だと正式手続きをすると西へ行けたようですが、それ以外はほとんど却下されていたんだって
だから、大病院で働いていた医者でかつまだ若いバルバラが許可されるはずもなく
医者という立場を利用して、研究目的で一時の西ドイツ行きを希望したとしても
政府からすれば、疑いの目がふりかかるのは目に見えている
なんで正式に手続きをしたんだ、と思わずにはいられない
でも、ラストの彼女の選択を知った時に理解できた

大病院から田舎の小さな病院に左遷させられ、かつ監視される立場になったバルバラは
他人との付き合いも極端に避け、なるべく1人で行動する
それは、みんなが監視員かもしれないという警戒と
自分が逃亡する際にばれないようにするため、情が生まれないようにするためと思われる
そしてバルバラは患者に対してとても献身的な人のようだった
文盲の少女が入院した際、あまりの収容所の環境のひどさに感情を表に出す
この少女は妊娠していた


BARBARA
ところが、そんなバルバラに好意を抱く同僚の医者
彼は医療ミスによって左遷されていたのだけれど、医者であることにひたむきで真面目な男
医療器具は最低限で、東ドイツの医療環境は良いとはいえない
だけどこの男は不平不満を言わず、できる限りの事をしようとする誠実な男だった
そんな彼と一緒に仕事をするバルバラは次第に彼から影響を受け
笑顔を見せるようになる

西にいる恋人が、バルバラのために不法入国の計画をたてる
「西に来たら、君はもう働かなくてもいいんだよ」
彼の、彼なりの
西ドイツがどんなに裕福で自由なのかを表現したかったであろうこの台詞
医者として働くバルバラにはどう聞こえたのだろう
結果、バルバラは文盲の少女を自分の代わりにして西ドイツへ送り
自分は東ドイツに残る選択をした
その9年後、ベルリンの壁は崩れる


BARBARA
彼女にとって、多分ですが
恋人の「働かなくてもいい」という言葉が決め手だったのではないかと個人的に思う
東ドイツでは医療環境も整っていないけれど、だからこそ必要とされている
そして、そんな環境でも不平不満を言わないで患者に献身的な同僚もいる
自分はそこで生きていける
だけれども、この少女の置かれた環境、そして妊娠している事実
バルバラに迷いはなかったと思う

最初からバルバラが不法入国で西に行かなかったのも、医者というキャリアがあったからではないかと思うのです
もし捕まってしまったら、この少女のように収容所に入れられて医者の道も閉ざされる
それが嫌で、正式に移民手続きをしたのだと
バルバラは医者としての自分を誇りに思っていたのだと思う
だからこの決断を下した彼女に自分は納得する
恋人のあの台詞は、彼女にとって禁句だったのだと思うのです


まあ、また逢瀬を重ねて
再度不法入国を計画したかもしれませんがw
彼女は東ドイツで医者として生きることを決意したような気がするんだよね、なんとなく


BARBARA
原題「BARBARA」
邦題「東ベルリンから来た女」
東ベルリンからすぐ時代背景が瞬時に想像できることと、ドラゴンタトゥーのセンスを匂わせながら謎の女だなと思わせるサスペンス臭
なかなか良い邦題センスだと思います

似たような映画に「善き人のためのソナタ」があったなぁと
個人的にはソナタの方が好きですが
こちらの映画もなかなか良かった
まあ、暗いですけどね




2012年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞
2013年アカデミー外国語映画賞ドイツ代表

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画



















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