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アルバート氏の人生アルバート氏の人生
19世紀、アイルランド
“彼女”が夢を叶えるには、“男性”として生きるしかなかった。









アルバート氏の人生(2011)
ALBERT NOBBS

アルバート・ノッブス(第24回東京国際映画祭)

メディア:映画
上映時間:113分
製作国:アイルランド
公開情報:劇場公開(トランスフォーマー)
初公開年月:2013/01/18
ジャンル:ドラマ
映倫:PG12

大女優グレン・クローズがかつてオフ・ブロードウェイで主演した舞台を、自らの脚本、製作、主演で映画化した感動ドラマ。
19世紀のアイルランドを舞台に、一人で生計を立てるために男性として生きざるを得なかった孤独な女性の苦悩と哀しみを切ないタッチで綴る。
共演はミア・ワシコウスカ、アーロン・ジョンソン、ジャネット・マクティア。
監督は「彼女を見ればわかること」「愛する人」のロドリゴ・ガルシア。

19世紀のアイルランド。長年モリソンズホテルで働くアルバート氏は、常連客からの信頼も厚い優秀なベテラン・ウェイター。
しかし私生活では人付き合いを避け、固い殻に閉じこもった孤独な生活を送っていた。
なぜなら、アルバート氏は女性だったのだ。
男を装うことは、孤児だった彼女が貧しさから抜け出す唯一の道だった。
そんなある日、自分らしく生きるヒューバートと出会い、自分を偽り続けてきた彼女の心に大きな変化が訪れるのだが…。(allcinemaより)




アルバート氏の人生
うち的評価65点

報われない…
主人公アルバート・ノッブスは男を装って生きている
私生児だったアルバートは14歳の頃に養母を亡くし、1人になった際に5人の男に乱暴された
それ以来、生きていくために男として生きることに
そして長い年月が経ち、「じいさん」と呼ばれるまでの年齢となる
アルバートは少しづつ貯金をして、ようやく独り立ちを考える所までになる
ここからが、この映画の面白くなる所
つまり本題




アルバート
アルバート演じたグレン・クローズのアメドラ、ダメージシリーズ面白いw

男を装っていたアルバートは、一生を1人で生きていくつもりだった
ところが、同じく男を装って生きている人物、ヒューバートに出会う
ヒューバートは女でありながら妻を娶り、生活していた
アルバートは驚き、そして自分もと夢を抱く

面白いことに、アルバートは独り立ちする際のパートナーとして「女性」を選ぶ所
長年男として生きてきたためだろうか
女性として生き直すことは考えてはいないようだった
同僚の若い女ヘレンをパートナーに選んだ
彼女を愛しているのかと言われると、どうだろう
自分の目には「憧れ」のようにも見えた
若く可愛く、そして女らしいヘレン
自分が歩めなかった女としての人生を彼女は生きている
ヘレンが、自分の店で働く姿を眩しく想像する


自分が女であることをヘレンに打ち明けるのは
初夜で?
それとも結婚を申し込む際に?



小娘とクズ男
小娘役のミアは最近イノセント・ガーデンで主演してました
クズ男はキックアスのダメ青年もしくはアンナカレーニナの浮気相手役


しかしヘレンにはジョーという男がいた
ジョーは貧しく、文字も書けず
底辺な生活に飽々していて、アメリカに行く夢をもっていた
ヘレンが妊娠し、ジョーはヘレンとその子供を見捨てるのだけれど

確かにジョーはクズだ
アルバートを利用して貢がせろと命令したり
だけど、1人文字を勉強する姿
そしてヘレンと別れる際、俺みたいなと顔をしかめる
ああ、そうか
文字も書けない、仕事もろくにない自分が父親になることに罪悪感を感じているんだ
確かにクズ男ではあるけれど
女が1人生きていくには厳しい世界だから、男として生きることを選んだアルバート同様
貧乏人に生まれた男だって1人生きるには厳しいんだ


まあ、その一方で好き勝手やってる子爵(ジョナサン・リース=マイヤーズ)
女も男もはべらして、はは、こやつめ
金がすべてですわ!
こんなチョイ役の子爵なんぞにジョナサンとかすげーw
相変わらず男前でした
裸体おがめてしかも両刀なんて御褒美、ワオ!




チフスが流行し
ヒューバート宅へ行ったアルバートは、ヒューバートの妻が亡くなったことを知る
一緒に住もうと提案するアルバート
ああ、アルバートは単にパートナーが欲しいんだなと
だけれども、ヒューバートは「妻を愛していた」と断る
そのあと、二人は女装…もとい女性の格好をして外出する
それがなんともwww



二人
なんか異様にでかすぎない?w

男装をしているこの女優二人は、男の割に小奇麗で少し違和感を感じるのだけれど
女装をしたらしたらで、男が女装をしている風にしか見えないのだから笑ってしまう
ヒューバートなんかは体格や風貌がもう「男」!!
名女優というのは怖ろしい…

さて映画に戻りまして
女性の格好になったアルバート
最初は恥ずかしそうなんだけれど、道行く男性に女性扱いをされたり
風になびくショールやスカートに喜びを感じているようだった
男性として生き、ヘレンという女性をパートナーに選んだアルバートだけれど
決しておなべの同性愛者というわけではない
女性としてのアルバートは確かにあった

一方で、ヘレンに抱きつかれた際
一瞬驚き
そしてなんだか嬉しそうな顔をした


アルバートはもう男性として生きることしかできないのだろうと思う
それが「生きる」ということだったのだから
男性でなくなってしまえば、アルバートは生きる方法を見出だせないのではないか
だからこそ
ヘレンに頼られた事に男としての喜びを感じたんじゃないか
ヘレンを愛していたかどうかはわからない
同性愛とは言えないし、映画は語っていない
だけど、ヘレンはアルバートの理想だったのはわかる
アルバートが思い描く理想の「女性」
アルバートがなれなかった「女性像」
男性として生きることしかできないアルバート
この二面性がなんというか複雑で、悲しくて


その後、アルバートはヘレンに暴力を振るったジョーに怒り反撃するも
返り討ちにあい、壁に頭を激突
ヘレンと一緒に店を構える夢を想像しながら
そのまま帰らぬ人となる

コツコツ貯めた金はホテルの女主のものになり
ヘレンはタダ働きで1人子供を育てていた
幼い子どもをつれてホテルを出て行って生きていけるわけがない
タダ働きというひどい仕打ちでも我慢しなくてはならなかった
そんな姿を見たヒューバートは、ヘレンの子供の名前がアルバートと知り
「心配いらない」とヘレンに言うのだった


なんてアルバートの人生は悲しいんだろう
両親に捨てられ、14歳で男に乱暴され、男として人生を生き、独り立ちをする夢を抱きながら
叶えられず死んでしまった
コツコツ貯めた大金は、女主のものになるわで
報われないったらありゃしない!!

せめて
せめてヘレンとヒューバート、そしてその子供アルバート
幸せになってほしい
少しでも希望のある終わり方でよかった


報われないし悲しい切ない物語だけれど
男として生きたアルバートの複雑な心境が魅せてくるというのかな
秀逸な作品でした



予告では「奇跡」と言ってますが
うちの価値観によれば報われない人生です、アルバートの人生
あまり感動モノかと期待しませんようにw

それにしても、どの辺を「奇跡」と表現したんだろう
将来を誰かと過ごす事にしたことを奇跡と言っているのだろうか、、

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画



















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